私の政権奪取論【本気の野党共闘】
こんにちは。
僕、個人的に橋下徹さんが好きなんですが、最近、その橋下さんが興味深い本を出版されましたので、読んでみることにしました。
その名も【政権奪取論】ツイッター上でもかなり話題になっていた本です。
以下が読んでみての感想です。
#政権奪取論 読了。二時間程度でスラスラと読めた。結論として、いまの野党に必要なのは「ガバナンス」であると再確認。政策の違いなどは問題でなく、熟議を尽くし、最終的には妥協点を見出だすことができる野党こそが、いま必要だ。その点で、「対決も解決も」を掲げる国民民主党は比較優位だろう。 pic.twitter.com/q9iVMTfWnV
— 【国民民主党員】渡邊某【憲政会広報】 (@KENSEIKAI_KOHO) 2018年10月31日
かなりスラスラ読めました!僕自身は読書は不得手なんですが、それでも二時間程度で読むことができました。
そして内容ですが、素晴らしい‼素晴らしすぎます(語彙不足)私自身も二大政党論者でありますが、賛同できる部分が多かったです。そして改めて思いました…
ズバリ、強い野党を作るためには【ガバナンス】が必要、ということです。
野党はまとまるべきだ、という考えをする方は、野党支持者の中にも多いですが、ただ頭ごなしにまとまるのは、また話が違うと思います。
ガバナンスなき野党連携は【野合】だ。
— 【国民民主党員】渡邊某【憲政会広報】 (@KENSEIKAI_KOHO) 2018年10月31日
ズバリ、ガバナンスなき野党連携は【野合】です。ただ集まればいい、そういう話ではありません。そこにはガバナンスという【繋ぎ】が必要です。揚げ物をするにも繋ぎが必要ですよね。それと同じ道理です。
では、その繋ぎとはなんなのか、そのガバナンスとはなんなのか、という疑問が出てきます。ガバナンスと言っても様々なものがありますし、一口には語れません。ただ、あえて一つの解を出すならば、【中道】という考え方が、それに相応しいと私は思います。
では、【中道】とはなにか。様々な定義はありますが、私はこう考えています。
【中道とは】
熟議を尽くし、落しどころを見出だすための過程、作法。
人は対立します。違いがあるのだから当然です。そこに違いがあれば、当然対立の可能性も存在します。
ですがどうでしょう、対立を繰り返した先には、なにが待っているでしょうか。
対立とは、玉葱の皮を剥くようなものであって、すればするほどに数は減っていきます。際限がなければ、最後の一つになるまでそれは続きます。
対立は果たして生産的でしょうか、自分と違うものを認めず、それを排除し続けた先に、一体なにが残るでしょうか、それが果たして理想の世界でしょうか。
と、話が抽象的になりすぎましたね。野党の具体的な話に戻します。
政党にしろ、いま述べたように、違いを突き詰めて排除していけば、最後には仲間は残りません、一人ぼっちになってしまうでしょう。ではどうすればよいか…
それは違いを認め、共存することです。人は人であるがゆえに、違いを持っています。違いこそが人が人たる本質です。違いはどう抗っても存在します、それが人間そのものです。
違いが存在する、この歴然とした事実に目を向けるのです。違いは存在します、ならば違いを突き詰め、排除していくことに意味などはありません。違いを受けいれ、それでもどうにかしてゆく道を模索してゆくのです。これこそが私が考える【中道】であり、野党連携に必要な【ガバナンス】です。
いまの野党連携も確かに【反安倍政権】という点では一見まとまっているように見えます、しかし現実はこの【中道】の考え方にはほど遠いものです。
既存の野党共闘派の中には、国民民主の解決路線を補完勢力と見る向きもあるが、これこそが既存の野党共闘の限界だ。
— 【国民民主党員】渡邊某【憲政会広報】 (@KENSEIKAI_KOHO) 2018年10月31日
政権交代可能の野党を構築するためならば、「対決」か「解決」かのどちらかに拘るのではなく、どちらがより有効か、という戦略的な視野が必要だと思う。 https://t.co/gNxCyTcfVB
私の支持政党である国民民主党は、【解決路線】という野党内では独自の路線を取っています。しかしどうでしょう、同じ野党支持者からは「補完勢力」だ、とか「裏切りもの」だとか、そういう声も少なくはありません。結局彼らは「手法」の違いに目を向けるばかりであって、【政権奪取】という共通項には目を向けることができていないのです。違いを突き詰め、共通項には目を向けない、この姿勢が果たして【中道】と言えるでしょうか、果たして既存の野党共闘には【繋ぎ】があるのでしょうか。
「対決」も「解決」も包括できる「本気の野党共闘」が生まれたとき、日本には政権交代可能な野党が誕生するだろう。
— 【国民民主党員】渡邊某【憲政会広報】 (@KENSEIKAI_KOHO) 2018年10月31日
手法の違いばかりを見て、共通項を見いだそうとしない姿勢は中道的ではありません。既存の野党共闘は【ガバナンス】なき【野合】と言わざるを得ません。
【対決路線】にしろ、【解決路線】にしろ、政権奪取可能の野党を構築するという【目的】の元では【手段】に過ぎません。政権奪取のためならば、対決もするし、解決もする、それこそが【本気の野党共闘】です。手段の違いにばかり目を向けず、政権奪取という共通項を見出だし、共に力を合わせる、この他に野党が強くなる方法はないと考えます。これこそが私の【政権奪取論】です。
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↑この動画も、大塚耕平議員のお考えを知るには最適だと思います。良かったらご覧ください。